電気工事と電気通信工事は別もの?その違いについて

泉大津市を中心に近畿・東海にて電気工事を承っております、武技電工の譜久村武といいます。

当社は電気工事と電気通信工事のどちらも行っていますが、この二つは名前が似ていても別ものというのはご存じでしょうか。

なぜ別ものなのかというと、建設業の業種を見てみるとわかります。
建設業は土木、建築といった一式工事が2種類、電気工事などの専門工事27種類の合計29業種があります。この専門工事の業種の中に、電気工事、電気通信工事が分けられて存在しているのです。

そのため同じ電気の取り扱いでも、電気工事を専門とした会社・電気通信工事を専門とした会社があり、同じものと思って就職したらまったく工事内容が違った、ということも。

今回はこの二つの違いと電気通信工事の資格についてご紹介したいと思います。

■電気工事とは

電気工事では、発電された電気が建物や電灯などに供給されるよう配線などを敷設・架設、もしくは電気工作物の設置、メンテナンスなどを行います。
基本として電圧・電力の大きい電気を取り扱うため、国家資格である電気工事士にしかできない工事が多いです。
電気工事の分類はさまざまですが、発電所・変電所・電線に関する工事は外線工事。建物へ電気を引き込み、ブレーカーなどの設備を整え、実際に使えるようにするのを内線工事といいます。
生活や産業に必要なライフラインとしての電気を担当する、といった感じですね。

■電気通信工事とは

電気通信工事では、インターネット回線や電話回線といった、通信に必要となる設備を敷設、メンテナンスをします。インターホンや防犯カメラ、テレビアンテナの設置も含まれるでしょう。
通常の電気工事よりも、取り扱う電圧・電力は低いですが、現在は情報社会のため工事にスピードを求められる部分があります。
なお、電気通信工事は総務省の管轄、電気工事は経済産業省の管轄となっています。

■電気通信工事に必要な資格

先述したとおり、電気工事を行うには最低限、電気工事士の資格が必要です。
では電気通信工事はどうでしょうか。

・工事担任者
工事担任者は電気通信回線などの設備を接続・工事・監督をするために必要な国家資格です。
LANなどの回線の引き込みや配線に資格はいらないのですが、接続に関しては資格がないと話にならないことがあります。
電気工事士に第一種・第二種とあるように、工事担任者にも5種類の種別があります。
合格率は種類によって変動がありますが、第二級デジタル通信だと50%と高く、勉強すれば十分手が届く範囲といえるでしょう。

・電気通信主任技術者
電気通信主任技術者は、事業用電気通信設備の工事や、維持・運用を監督できる国家資格です。
伝送交換主任技術者と線路主任技術者と2種類に分かれています。
近年の合格率は、伝送交換は約30%、線路は約40%ほど。
幅広い知識が求められますが、現場で重宝される存在になれます。

・電気通信工事施工管理技士
より高度で複雑になったインターネットに対応できるよう、令和元年に設置された新しい資格です。
電気通信工事の専門的な知識を有する施工管理技士で、最先端の技術を取り扱うことになります。
現在は電気工事業界全体で人手不足となっている上に工事の数が増えているので、就職に有利な資格です。

■資格がなくても就職はできる

電気工事・電気通信工事は、資格が必須であることがほとんどですが、就職時に資格を持っていなくても問題ないケースが多いです。
電気工事でも「軽微な工事」とされるものや雑務は、資格がなくても携われるからです。
基本としては、仕事をしながら資格取得を目指すので、独立を目標とするなら会社にいるうちがチャンスといえます。
とくに第一種電気工事士は実務経験がないと免状交付されないため、まずは会社に勤めながらのほうが安定するでしょう。

■武技電工では電気工事士を募集中!

武技電工は泉大津市を中心に近畿・東海エリアで各種電気工事を承っている会社です。
現在、経験や資格の有無は問わず、広く電気工事士を募集しております。
会社が資格取得のための支援をいたしますので、働きながら電気工事士、工事担任者を目指せます。
電気工事と電気通信工事の両方を行っておりますので、ご自身に合った分野に挑戦できるでしょう。
ご興味がございましたら、以下の求人情報に目を通していただき、メールフォームよりご応募くださいませ。
ご連絡、お待ちしております。

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■まとめ

電気工事・電気通信工事は、取り扱う電気の電圧・電力、管轄省庁が異なるなどの違いがあります。
しかし、現在は電力線を利用した通信など、その区分があいまいになってきている部分も見られます。
工事に携わるには資格が必要なので、できればどの工事も、働きながら取得を目指すのがおすすめです。

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